桐島、会社やめるってよ

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『ラスト・クリスマス』

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Last Christmas~ I gave you my heartといえばWham!Last Christmas

 

クリスマスの定番ソングとしてクリスマスの雰囲気を盛り立ててくれる名曲。

この映画『ラスト・クリスマス』は全編にわたって、ジョージ・マイケル作の名曲が流れるラブコメ。主演は「ゲーム・オブ・スローンズ」で全世界を熱狂させたエミリア・クラークで、名優の域に達しつつあるエマ・トンプソンとか、アジア系イケメンヘンリー・ゴールディングが出てます。

 

ケイトは歌手を夢見てオーディションを受けるが落ち続ける日々。また友人や家族ともうまくいかず、自暴自棄な生活を送る。勤め先のクリスマスショップでもへまをやらかし「ぐうたらエルフ」とまで呼ばれるが、ある日謎の青年トムと出会う。彼との会話を続けるうちに、ケイトは1年前に受けた心臓移植の手術のことを打ち明ける・・・。という感じ。Wham!Last Christmasの歌詞とも符合する結末に驚き。

 

最近はコロナで海外旅行なんて考えられないからこそ、クリスマスのロンドンをたくさんの人が行き交い、ハグしたり肩を組んでいたりとそんな光景を見るだけで、「いいなあ・・・」という気持ちに。正直これだけでも、この映画をみてよかったなあと思ったが、「自分を大切にできない人が、周りの力を借りて癒され、ほかの人を癒す立場になっていく、という話にぐっときました。最後のシーンでケイトは「幸せを与えあえる私たちはラッキー」だと言ってますが、人とのふれあいが少ない今や、まさにそうですね・・・。

 

あと、イギリスでも社会問題化されている移民問題や、差別がうっすらと残り続ける同性愛を自然、かつポジティブに描いていて、本当に偉い。

 

エミリア・クラークは海外のトーク番組(徹子の部屋みたいな番組)に出ているのをYoutubeでよく見るのですが、いい人っぽそうだし、庶民的な雰囲気がすごく好感度高い。顔の表情筋の発達具合も表情が薄めな私と比較すると天と地の差があります。ネアカな感じが私にはなさそうで、うらやましいです。

 

あとはやっぱり、ジョージ・マイケルの楽曲がいい。カタリナの母親役として演技しているエマ・トンプソンジョージ・マイケルのファンだそうで、この映画にWham!の楽曲を使うことを本人に了承をとったそう。Last ChristmasはもちろんWake Me Up Before You Go-GoとかEverything She Wantsのポップでダンサブルな曲が映画を最高に盛り立てていた。

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