桐島、会社やめるってよ

読んだ本や見た映画についてのアレコレ

最近見た映画(3月)

1. 「エイブのキッチンストーリー」(Netflix

複雑な家庭に生まれたエイブは、とにかく食べること・料理することに夢中。折り合いの悪い母の家族と父の家族に仲良くしてもらうために、料理を作ってもてなすことを思いつく・・・という感じの内容。

複雑な家庭、と簡単に書いたけれど、どんな感じ?と問われれば、想像の上をいく設定。まず、父親はパレスチナ出身のムスリムを父母に持つ。父親本人はムスリムではなく無宗教のようだけど、父母(エイブからみたら祖父母)はイスラムの教えを守る敬虔なムスリム。一方、母はユダヤ人で、母の両親はたぶんイスラエル出身。そもそもエイブの両親が結婚できたというのがすごいけど、家族で集まるたびに、遠慮のないけんかが行われエイブは非常に肩身がせまくなる。さらに、両親もエイブが今後どのように宗教観をもっていくかについてうっすらと自分の希望を伝えるものだから、エイブは超大変(お察しします・・・)。嫌気がさして家を飛び出したエイブは、ニューヨークの街中でブラジル料理のコックと知り合い仲を深めていく。

結末としては、結構想像しやすい結末だし、そこまでアップダウンもない内容なので、気楽に見れてよかった。主演のエイブ役はストレンジャーシングスのノア・シュナップくんがとてもかわいいので、それだけでも癒されます。

 

 

2.「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」(Netflix

ウッディ・アレンぽい映画だな~と思いながら見ていたら、本当にウッディ・アレンが監督だったというあるある映画。俳優陣をみてみると今をときめく若手人気俳優たちがずらっと集合という感じ。主演には、ティモシー・シャラメ。ティモシーの彼女として、エル・ファニング。ティモシーの元カノの妹役にセレーナ・ゴメス。そして、ジュード・ロウが味のある脇役という布陣。

 

ラブラブな大学生のカップルがニューヨークで週末を過ごそうとするが、それぞれが思いもよらぬ出来事に巻き込まれ、関係性に変化が生まれる・・・的な感じ。

そもそも、最近海外旅行というものもちょっとやそっとではいけない状況で、ニューヨークが舞台というだけで、なんか夢がある感じ。あと、ティモシー・シャラメがピアノを弾きながら歌う場面があるんだけど、いい声で歌ってて単純にすごいなあ、と思った・・・。内容としては、すごい面白いわけではなかったんだけど、まあながらみするにはちょうどいいかなあというなんともいえない感想だけ残しておきます。