桐島、会社やめるってよ

読んだ本や見た映画についてのアレコレ

無職日記 Day 2

9時頃起床。10時頃から思い立って本を返却しに図書館へ行くもゲリラ豪雨にあう。しかも図書館が書庫整理のために閉館していたため、すごすご帰宅する。いったん着替えて、まつげパーマへ。結構ぐいっと上がったものの、他人からはあんまりわからなそうな感じ。これは自己満の部類だな・・・。またやるかどうかは未知数。

まつげパーマは30分くらいでサクッと終わったので、お昼ご飯を食べにいったん帰宅。お昼は納豆キムチチャーハン。

洗濯をしたあとに、せっかくだから出かけることを決意。乃木坂の新国立美術館へ。やっている展示は日本のファッション文化の変遷をたどるもので、個性的な恰好をした若い人がたくさんいた。たぶんモード学園とか文化服装学院の学生たちが勉強がてら来ているのではないかと思う。逆に私みたいな無難なファッションの人は数えるくらいしかいなかったので、不思議な経験をした。展示自体は、1930年代の銀座の街並みの写真から始まり、戦時下のモンペや戦後の洋裁ブームについて紹介して、その後だんだんデザイナーという職業が生まれていき、最後は現代のサステナブルなファッションとかライフスタイル全体を提案するようなより包括的なテーマにつながっていった感じ。

展示は興味深いものが多く、コシノジュンコとか山本寛斎のスタイル、あるいはコムデギャルソンとかイッセイミヤケの展示が厚いような感じがしてそれもかっこよかったけど、それよりも一世代前の森英恵のデザインがすごい素敵だったのが印象的だった。

 

その後、歩き疲れたのでカフェエリアで休憩。カミュの「異邦人」をその場で読み切る。ムルソーは母を亡くしても涙を流さず、次の日には女と遊び喜劇を見に行くような男だが、結果的にその「外形的な冷酷さ」が命取りになるという話。結局社会で求められるような「親類がなくなれば悲しむ」とか「喪に服すときはしおらしく」といった一種のポーズをとれない人はその社会において異邦人にすぎず排除される、みたいな不条理さが滑稽でありながらもどこか残酷さを感じる興味深い内容だった。カミュの本は他にも読んでみようと思う。

 

その後、乃木坂から赤坂まで歩き、夜ご飯へ。夜は、赤坂のロウリーズでステーキ。おなかがはちきれそうになるくらい食べたので、おなかをすかせるために家まで徒歩で帰宅。その後、いったん休憩してから犬の散歩に行って今に至る。

今日はなかなか盛沢山な一日だった。明日は、午前中は図書館にいって勉強しようと思う。