桐島、会社やめるってよ

読んだ本や見た映画についてのアレコレ

無職日記 Day 13 ~ 17

2021/6/28 (Day 13)

運転免許の更新で神田へ。その後、資格の再登録のために書類集めをする。本籍の場所が今住んでいる区ではないので、なかなか面倒くさい。

 

2021/6/29 (Day 14)

朝、誕生日プレゼントをもらう。リクエストしていたキーケース。以前のはボロボロになってしまっていたのでうれしい。

午後は思い立って美容室へ行ってパーマをかける。ほかに誰もお客がいないのに、髪を切ってくれる担当の人+アシスタント2名がいて気まずい。特に話す話題がないので、持ってきた分厚い本を全部読み終えてしまう。

夜に誕生日のお祝いのために家の近くで食事。食事に合うワインを一緒に出してくれるペアリングのお店。店員さんも気さくですごくいいお店だった。白ワインはシュナンブランの華やかな感じが好みなのだけど、めちゃくちゃおいしいと思うシュナンブランに出会った。

 

2021/6/30 (Day 15)

残念なことに何をしていたのかあまり覚えていない(多分前日に久しぶりにお酒を結構飲んだので二日酔いしていたのだと思われる。無職ってすごい)。夕方からトレーニング。夜はエビチリとオクラ・豚肉のマヨ炒めみたいなやつ。

 

2021/7/1 (Day 16)

伸ばし伸ばしにしていた資格登録のために、いろいろと書類を整理したりお金を振り込んだりで半日使う。午後は犬の散歩ののちに図書館で本を借りる。最近あまり集中して本を読めないので、芸能人が書いた本みたいな軽い本ばかり選ぶが、最後に気になっていた永井荷風の「墨東奇譚」が目に飛び込んできたのでとっさに追加で借りる。夜はカレーを作る。

 

2021/7/2 (Day 17)

朝からネットフリックスを見たりしてグダグダして過ごす。お昼過ぎから家の掃除。久々に掃除機をかける。お昼は昨日のカレーと納豆。午後から近くのカフェへ。昨日借りた永井荷風の「墨東奇譚」を読む。永井荷風自身が投影されたような主人公の小説家のひょうひょうとした寂しさと諦念みたいなものが軽やかな筆致で描かれている本。戦争の雰囲気が差し迫るざわざわとした日本の空気みたいなものが漂いつつも、基本は主人公の日常が淡々と描かれる様に「断腸亭日乗」をもう一度読み返したくなった。夕方からトレーニング。夜はシューマイと残ったカレーと焼いたピーマン、ズッキーニ。

 

最近インスタグラムとかブログとかを見ると、他人が身に着けているものとかすごくよく見えてきて、自分自身が選ぶものが相対的にあまりおしゃれじゃないんじゃないかと感じることがあった。しかし、それはただの認知のゆがみであり、自分自身が心地よいものを持ったり使ったりすれば、人が何を持っているかとかを気にする必要は全くないんだろうと思う。もっといえば他人がどのくらい貯金しているか、とかどのくらい稼いでどんな価格帯のものを使っている、とかそんなことは自分にとっては本当にどうでもいいことなんだろう。不思議なことにこういう冷静な気持ちというのは、トレーニングに行って帰ってきてきちんと顔を洗って化粧水とかでゆっくり顔を整えたあとにふとやってくる。ざわざわとした心を整えるのは本当に自分自身でしかできないのであって、他人からの刺激はただそのざわめきを大きくするだけに過ぎない。