桐島、会社やめるってよ

読んだ本や見た映画についてのアレコレ

2020-01-01から1年間の記事一覧

先週の日記(2020/12/22~2020/12/27)

12月22日:自宅で仕事。韓国でベストセラーになったエッセイ「死にたいけどトッポッキは食べたい」を読んだ。 12月23日:自宅で仕事。田辺聖子の「甘い関係」を読んだ。 12月24日:自宅で仕事。Netflixで「殺人を無罪にする方法」のシーズン5を見た。 12月25…

先週の日記(2020/12/15~2020/12/21)

12月15日:自宅で仕事 12月16日:自宅で仕事 12月17日:自宅で仕事をして、夜にNetflixの「今際の国のアリス」をみました。 12月18日:自宅で仕事をしたのち、夜中に映画を2本みました。 12月19日:家でグダグダしたのち、長めの犬の散歩に行きました。 12月…

2020年に読んで面白かった本(下半期)

7月はさすがにステイホームに飽きてきて、気分転換のためにたまに近所のカフェにコーヒーを飲みに行ったりしていた。池澤夏樹個人編集の日本文学全集を何冊か試し読みした。近くの図書館には全30冊が、ほとんど誰にも借りられずに綺麗に並べられているので、…

2020年に読んで面白かった本(上半期)

最近映画も見ていないし、本も読んでいないのでネタがない・・・。 仕方がないので、2020年に読んで面白かった本についてあーだーこーだ言う記事にする。とりあえず今日は1月から6月までの上半期。 1月といえば、新年の目標を紙に書いて所信表明したくなるの…

先週の日記(2020/12/8~2020/12/14)

12月8日:自宅で仕事。 12月9日:自宅で仕事。 12月10日:自宅で仕事。 12月11日:懐かしい人に会いました。 12月12日:北の丸公園でのんびりしました。 12月13日:ギターのレッスンとヨガにいきました。 12月14日:自宅で仕事。意外と忙しい一日でした。 ――…

『決壊』

徒歩5分の場所に図書館があることの素晴らしさ。もし今後引っ越しするとしても、図書館が徒歩5分の場所にあること、それを必須条件にしたい。この1年間はコロナ禍ということもあって、どこかに出かけることもあまりなく、ただひらすらに本を読んだ。これも、…

『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』

www.amazon.co.jp またすごく面白い本に偶然出会ってしまった・・・。 この本を出版している医学書院というのは、「ケアをひらく」というシリーズを展開しており、そのシリーズ本がなんともいえぬ魅力がつまっているのである。例えば、安倍首相も患ったとい…

『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』

www.amazon.co.jp 復職して1ヶ月くらいたつわけだが、どうもやはりストレスが溜まってきたと感じる。別に仕事の内容がハードルが高いわけではなく。そして、私自身には仕事があまりないのに周りの人はめちゃくちゃ忙しそう。なら、他の人を手伝えばいいので…

『服従』※ネタバレ

www.amazon.co.jp 2022年のフランス大統領選で、マリー・ルペン率いる極右政党をやぶり穏健派のイスラーム政権が誕生する。イスラム政権下では、様々な改革が進み、国立大学の教授や生徒はイスラム教徒に代わっていく。ノンポリでインテリな「僕」はフランス…

節約と投資、その感想

2019年くらいから自分の生活コストと収入のバランスがどうなっているかをきちんと把握するようになった。社会人を初めて4年以上たっていたころだったので、気づくのが遅いといえば遅いが。 きちんとお金ためようと思ったのは、2018年くらいから。今思えば201…

『イエスタデイ』

www.youtube.com 売れないソングライターであるジャックは、出演したフェスの帰り道で交通事故にあってしまう。病院で目が覚めると、まさかのそこはビートルズが存在しない世界で、ジャックはビートルズの名曲を弾くことで次第にスターの階段をのぼるが・・…

先週の日記(2020/12/1~2020/12/7)

12月1日:自宅で仕事。やる気がなく、お昼はストックしていたカップそば。5時半には即PCを閉じる。6時から夕飯づくり。野菜不足なので、なすとほうれんそうを使ったスパイスカレーを作る。夕飯後は『二十四の瞳』をNetflixで見る。 12月2日:自宅で仕事。定…

『断片的なものの社会学』

www.amazon.co.jp 自分が読む本や映画は自らの意思で選んでいるか、というとそうでないものも多い。この社会学者の岸先生による『断片的なものの社会学』は、まさに偶然が重なって出会った本だと思う。まず、そもそも岸政彦という社会学者の名前を知ったのは…

『ゲティ家の身代金』

www.youtube.com 映画『ゲティ家の身代金』が日本で劇場公開されたのは2018年5月のことらしい。2018年5月といえば、私はまだ新卒で入社した会社で働いている頃だった。手元にある日記帳には当時の断片的な日常の記憶がつづられており、それを見る限りでは、…

『二十四の瞳』

www.youtube.com 仕事が毎日5時半には上がれるので、さぞアフターファイブが充実しているかといえば、なんとも言えない。もちろん、コロナの状況でも解雇されずに在宅で働けるという事実には感謝しなければならない。とはいえ、なんとも言えぬ「もやもや感」…

『騎士団長殺し』

『騎士団長殺し』は 2017年2月に新潮社から発売された村上春樹の長編小説だが、私はこれが発売された時代の風景ををよく覚えている。というのも、同年3月に誕生日を控えた友人にこの本を上下セットでプレゼントしたからだ。小学校の高学年くらいからプレゼン…

先週の日記(2020/11/24~2020/11/30)

11月24日:自宅で仕事。 11月25日:自宅で仕事。 11月26日:自宅で仕事。一日リモート研修で、ますますやる気が消失する。会社はもっと精進せよ的なメッセージを送ってくるのだが、私はまじめな顔をして内心「まっぴらごめん」という感じ。私の会社はいわゆ…

館山ファミリーパークに行ってきた

昨日は天気も良かったので、思い立って車で千葉の館山ファミリーパークに行ってきました。南房総とか館山のあたりって今まで行った覚えがないのですが、東京からなら、アクアラインで2時間くらいで行けます。 門構えはこんな感じ。入場料は大人1名800円とち…

『ラスト・クリスマス』

www.youtube.com ♪Last Christmas~ I gave you my heartといえばWham!のLast Christmas クリスマスの定番ソングとしてクリスマスの雰囲気を盛り立ててくれる名曲。 この映画『ラスト・クリスマス』は全編にわたって、ジョージ・マイケル作の名曲が流れるラブ…

『クイーンズ・ギャンビット』

www.youtube.com 今、ちまたで話題のNetflixオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット』を一気見したので、早速感想など書いておく。 『クイーンズ・ギャンビット』は天涯孤独の孤児のベスがたぐいまれなチェスの才能を駆使して、世界で闘う姿を描く。 色…

『カルメン故郷に帰る』

www.youtube.com 天才監督と言われる木下恵介が監督した『カルメン故郷に帰る』。日本初のカラー映画らしく、気になったので見てみた。木下恵介作品を見るのは初めて。 あらすじをざっくり書いておくと、北軽井沢に生まれ育った「きん」は家出ののち、東京で…

『カザアナ』

読み終わって、どこか牧歌的な雰囲気を感じさせる近未来の日本を舞台にしたディストピア小説だな、と思った。先日の森絵都『みかづき』が結構面白かったので、同筆者の最新作『カザアナ』を読んでみての感想だ。 『カラフル』とか『永遠の出口』とかの、昔の…

『プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが・・・』

『プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが・・・』は、私が勝手に先生と呼ぶ内田樹さんがどこかの媒体でお勧めしていた本で、気になっていたので近所の図書館で借りて読んだ。 www.amazon.co.jp この本は、作者のフィリップ・ロスが6歳のときの194…

先週の日記(2020/11/16~2020/11/23)

11月16日:自宅で仕事。夕食を作って、村上春樹の『1Q84 Book 1』を読む。 11月17日:自宅で仕事。夕方からホットヨガに行く。久々に負荷の小さいクラスに出たので、汗が少ないのがちょっとだけ物足りなく感じた。帰宅後キーマカレーを作る。食事後は村上春…

『みかづき』

www.amazon.co.jp 私が読書を好むのは様々な理由がある。 その理由の一つとして、本を読んだり、はたまた手に取るだけで過去の思い出が蘇るのが面白いということがある。 それも今回の本を手をとった時にも突然立ち上がった思いだった。 『みかづき』の作者 …

ユニクロとジルサンダーのコラボについて

10年ぶりとなったユニクロとジルサンダーのコラボ商品に客が大量に押し寄せているそうだ。コロナ禍の昨今では珍しいほどに、人々の熱気がユニクロの店内に充満していたそうだ。 ハイブランドであるジルサンダーデザインの商品がお手頃な値段で手に入ると聞け…

『シンプル・ファイバー』

www.youtube.com Netflixでお勧めされていたので、早速見てみた。アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーの2人の服装や演技を見ているのは楽しかったけど、オチ含めて内容は「まあまあ楽しかったかな」という印象。 シングルマザーのステファニー(アナ・…

社内ニート論

社内ニートという聞き捨てならない言葉がWikipediaに登録されていることを知った。 さらに、Googleで「社内ニート」とうつと予測変換でそれに続いて「うつ病」や「辛い」など心がざわざわする言葉が続く。その下に「過ごし方」やら「転職」、さらには「開き…

『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車内で発狂した』

www.amazon.co.jp 書店をぶらぶらしていたときに、そのセンセーショナルなタイトルに目が引かれた本書。図書館で偶然見かけたので借りて読んでみた。 潜入バイトものといえば聞こえはいいが、現代の蟹工船的な話だった。イギリス人のジャーナリストがアマゾ…

『小田嶋隆のコラム道』

『小田嶋隆のコラム道』というのは不思議な本で、ハウツー本のような見かけをしているが決してそんな簡単な本ではない。ワイドショーの紋切り型な切り口とは距離を置いて、世の中の出来事をいかに多面的に見て、自分の頭の中で創造し、描写するかについて語…