最近読んだ本(3月)
またまた、久しぶりの投稿となってしまったー・・・。
読書ができる状況というのは自分の精神状況に結構ゆとりがあるとき、というのは改めて感じたこと。3月は仕事も大変だったし(まだ終わってないけど)、なんかいろいろとむしゃくしゃすることが多かったので、本を全然読めていなかった。というか、読めても感想を書こうという気持ちがわかなかった。
1. 「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン
世界的ベストセラー本。スマホを使う側ではなく、使われる側になってしまった人類に対して、どのようにスマホと付き合うかを問う本。もともと、スマホの利用時間が多いような気がしていて、常にスマホを気にしているような生き方をしているのがすごく嫌だなあという感情があったのだが、それがコロナ禍によって「まあ、それでもいいかあ」というスマホ依存状態を見えていないふりをしてしまっていた。しかし、この本を読んで改めて、スマホを使う時間を減らして、もっと読書とか映画を見る時間を増やしたいと感じた。
2. 「たちどまって考える」ヤマザキマリ
漫画家、文筆家のヤマザキマリさんが、コロナ禍になって考えたことを書いた本。ヤマザキさんといえば、その波乱万丈ぶりな人生がとても面白い方で、それだけの経験に裏打ちされた力強いメッセージが好きだと思った。正直、この本はあまりそこまでピンとこなかったのだけど、今後もヤマザキさんが考えることや思ったことを追っていきたいと感じた。
3. 「美容は自尊心の筋トレ」長田杏奈
ライターの長田さんが、美人とは・美容とはというテーマに対し力強く、丁寧に考えた本。特に、若い世代に対して込められたメッセージが強いように感じた。私はあまり美容に熱心な方ではないので、これを読んでも「まあ、ほどほどに頑張ります」という程度の感情にしかならなかったけれど、美容を楽しむことは自分をいつくしむことなのだ、という考えのもと、もう少し自分のケアをきちんとしようと思った。
4. 『「利他」とは何か』伊藤亜紗、中島岳志、若松英輔、國分功一郎
これは結構面白い本だった(今、2度目を読んでいるとこ)。利他に注目が集まるけれど、そもそも利他とは何か、世界的な利他のトレンドは何か、といった話から、利他がもたらす支配の構造など、利他に関してあらゆる方面から語った本。一つのテーマに対していろいろな識者が語る、という形式が結構好きなんだろうなと思った。